ホロスコープ
ある瞬間の天体配置を、地球から見た円形の図にしたもの。
円周は黄道360度を表し、そこに10天体・12星座・12ハウスを配置します。「星座占い」で使う言葉としても広まっていますが、本来は図そのものを指す用語です。
ホロスコープを読むための基礎用語を34語
西洋占星術でよく使われる言葉を34語、カテゴリ別にまとめました。それぞれ「一言での定義」「もう少し詳しい説明」の順に書いてあり、誤解されやすい用語には「よくある誤解」を添えています。
広告
ある瞬間の天体配置を、地球から見た円形の図にしたもの。
円周は黄道360度を表し、そこに10天体・12星座・12ハウスを配置します。「星座占い」で使う言葉としても広まっていますが、本来は図そのものを指す用語です。
生まれた瞬間の天体配置図。性格・才能・人生のテーマを読み解く、西洋占星術の出発点。
生年月日・出生時刻・出生地の3つから作成します。一生変わらない「その人固有の図」で、他のすべての技法はこの図を基準にします。
よくある誤解 — 雑誌などで見る「あなたの星座」は、ネイタルチャートの太陽の星座(太陽星座)だけを取り出したものです。
地球から見た太陽の見かけの通り道。
実際に動いているのは地球ですが、地上からは太陽が天球上を1年かけて一周するように見えます。この道筋を12等分したものが12星座(サイン)です。
春分点を牡羊座0度とする座標の取り方。西洋占星術の標準方式。
季節の巡りを基準にするため、暦と星座の対応が毎年ずれません。星詠みもこの方式です。
よくある誤解 — 地球の歳差運動により、春分点は実際の星座の位置から約1星座ぶんずれています。「実際の星の位置では自分は別の星座」「13番目の蛇遣い座がある」という話は、この方式の違いから生まれています。西洋占星術は季節を基準にしているため、実際の星の位置とずれていても問題になりません。
実際の星座の位置を基準にする座標の取り方。インド占星術で主に使われます。
トロピカル方式とは現在およそ24度(約1星座ぶん)ずれるため、同じ生年月日でも太陽星座が1つ手前になることがあります。
ネイタルチャートの精度を左右する、生まれた時刻。
アセンダントは約2時間で、月は約2.5日で星座を移ります。そのため出生時刻が分からないと、この2つは確定できません。母子手帳に記載されていることが多いです。
よくある誤解 — 出生時刻が不明でも、太陽星座や天体同士のアスペクトの多くは読み解けます。星詠みでは正午を仮の基準として計算し、参考値であることを明示します。
一般に「◯◯座」と呼ばれる星座。生まれた日に太陽がいた星座です。
本質・人生の目的・社会で見せる顔を象徴します。誕生日だけで決まるため、12星座占いはこれを使います。
よくある誤解 — 境目の日(各月21〜23日ごろ)に生まれた人は、年によって星座が変わります。正確に知るには出生時刻からの計算が必要です。
生まれた瞬間に月がいた星座。感情・無意識・安心の源を象徴します。
太陽星座が「人前での顔」なら、月星座は「家でくつろぐときの素の自分」。恋愛が長続きするかどうかは、太陽星座より月星座の相性が影響すると言われます。
よくある誤解 — 月は約2.5日で星座を移るため、誕生日だけでは決まりません。出生時刻が必要です。また「月星座」は誕生月のことではありません。
12星座を火・地・風・水の4グループに分ける区分。星座の性質の土台です。
火(牡羊・獅子・射手)は情熱と行動、地(牡牛・乙女・山羊)は現実と安定、風(双子・天秤・水瓶)は知性と関係、水(蟹・蠍・魚)は感情と共感を表します。同じエレメント同士は価値観が近く、相性が良いとされます。
12星座を活動宮・不動宮・柔軟宮に分ける区分。物事への向き合い方を表します。
活動宮(牡羊・蟹・天秤・山羊)は自分から動いて状況を切り開き、不動宮(牡牛・獅子・蠍・水瓶)は決めたことを粘り強く守り、柔軟宮(双子・乙女・射手・魚)は状況に合わせて形を変えます。
よくある誤解 — エレメントが違っても同じクオリティなら、「性格は正反対なのに行動パターンは似ている」と感じやすくなります。
西洋占星術で読む太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星。
太陽から火星までを個人天体(personal planets)と呼び、個人の性格に直接表れます。木星・土星は社会天体、天王星以降は世代天体で、同世代の多くの人が同じ配置を持ちます。
よくある誤解 — 天文学では冥王星は準惑星に分類し直されましたが、占星術では引き続き重要な天体として扱います。
実体のない、計算上の重要ポイント。アセンダント・MC・ドラゴンヘッドなど。
天体ではありませんが、チャートを読むうえで天体と同じように扱います。多くは出生時刻と出生地から算出します。
天体が天球上を逆向きに動いて見える現象。見直し・再構築のテーマを示します。
出生図で逆行している天体は、その天体の力が内側に向かい、じっくり熟成されるかたちで働くと読みます。「水星逆行」は連絡や交通の乱れとしてよく話題になります。
よくある誤解 — 実際に天体が逆向きに動いているわけではありません。地球との公転速度の差で、そう見えるだけです。
天体が自分の支配する星座にある、最も力を発揮しやすい配置。
火星が牡羊座にある、金星が牡牛座にあるといったケースです。「自分の部屋にいる」状態にたとえられます。
ドミサイルの正反対の星座にある、力を発揮しにくい配置。
苦手な環境に置かれた状態ですが、そのぶん独自の工夫が育つ配置とも読みます。
よくある誤解 — 「悪い配置」ではありません。力の出し方が定石どおりにならないだけで、他の配置との組み合わせで十分に活かせます。
天空を12分割した領域。天体が人生のどの舞台で働くかを示します。
星座が「どんな性質か」を表すのに対し、ハウスは「どの場面に表れるか」を表します。第1ハウスは自分自身、第7ハウスはパートナーシップ、第10ハウスは社会的役割、といった具合です。
よくある誤解 — ハウスの算出には出生時刻と出生地が必要です。時刻が不明な場合、ハウスは確定できません。
生まれた瞬間に東の地平線から昇っていた星座。第一印象・外見・雰囲気を象徴します。
第1ハウスの始点でもあります。「なぜか初対面でこう思われる」というギャップの正体がここに表れます。約2時間で次の星座に移ります。
よくある誤解 — 太陽星座とアセンダントは別物です。太陽星座が内面の本質、アセンダントは外から見えるイメージを表します。
出生図の南中点。社会的な役割やキャリアの方向性を象徴します。
第10ハウスの始点です。ラテン語のメディウム・コエリ(Medium Coeli)の略で、「天の中央」を意味します。
ASC・DSC・MC・IC の4つの起点。チャートで最も影響力の強いポイントです。
ASC(自分)の正反対がDSC(他者・パートナー)、MC(社会)の正反対がIC(家庭・ルーツ)です。天体がこの4点の近くにあると、その天体の性質が人生に強く表れます。
各ハウスの境界線。第1ハウスのカスプがASC、第10ハウスのカスプがMCです。
天体がカスプのすぐ手前にある場合、次のハウスの意味を帯びて読むことがあります。
天空を12ハウスに分割する方法の流儀。プラシーダス、コッホ、イコールなどがあります。
方式によってハウスの境界が変わるため、同じ出生データでも天体の入るハウスが1つずれることがあります。現在はプラシーダスが最も広く使われています。
よくある誤解 — 緯度が高い地域では方式による差が大きくなります。「サイトによってハウスが違う」のは、多くの場合この違いが原因です。
天体同士が作る角度。天体の性質がどう組み合わさるかを示します。
主要な5つは 0度コンジャンクション、60度セクスタイル、90度スクエア、120度トライン、180度オポジションです。角度が調和的か緊張的かで、関係の質が変わります。
2天体がほぼ同じ位置に重なる配置。両者の性質が融合します。
最も強力なアスペクトです。調和とも緊張とも決まっておらず、組み合わさる天体の相性によって働き方が変わります。
最も調和的なアスペクト。才能が自然に発揮されます。
同じエレメント同士で成立します。努力しなくても働くため、当人には自覚されにくいという特徴もあります。
調和的なアスペクト。意識して使うと活きるチャンスを示します。
トラインより穏やかで、自分から動いたときに効果が出やすい配置です。
緊張的なアスペクト。葛藤を通じて成長を促します。
噛み合わない2つの力がぶつかることで、行動のエネルギーが生まれます。
よくある誤解 — 「悪いアスペクト」ではありません。スクエアの多いチャートは、課題を原動力に変えて成果を出す傾向があります。
正反対に位置する配置。対立と、それによる気づきを示します。
対人関係を通じて表れやすく、相手の中に自分の課題を見る形になりがちです。バランスを取れたときに最も大きく成長します。
アスペクトが成立すると見なす角度の許容範囲。
厳密に120.0度でなくても、たとえば118度ならトラインとして扱います。オーブが小さいほど影響が強いと読みます。
よくある誤解 — 許容範囲は流派によって異なります。星詠みでは天体とアスペクトの種類に応じて自動で調整しています。
アスペクトが完全一致に近づいている状態と、離れていく状態。
アプライング(接近中)は影響がこれから強まる段階、セパレーティング(分離中)はピークを過ぎた段階と読みます。トランジットで時期を見るときに重要になります。
現在運行中の天体が出生図にどう影響するかを見る技法。運勢鑑定の中核です。
「今日の運勢」「今年の運勢」は、この技法で読みます。土星や木星など動きの遅い天体のトランジットは、数か月から数年にわたる人生の節目を示します。
2人のネイタルチャートを重ね、天体同士のアスペクトから相性を読む技法。
恋愛だけでなく、友情・仕事・家族の関係にも使えます。太陽星座同士の相性は大枠にすぎず、月・金星・火星の関係が実際の相性を大きく左右します。
よくある誤解 — スコアが低くても関係が続かないわけではありません。緊張的なアスペクトが多い関係は、刺激と成長が大きい組み合わせとして読みます。
2人のチャートの中間点から「関係そのもの」の性質を読む技法。
シナストリーが「AさんとBさんの相互作用」を見るのに対し、コンポジットは「ふたりでいるときに生まれる第三の人格」を見ます。関係が向かう方向性を読むのに向きます。
太陽が出生時と同じ位置に戻る瞬間のチャート。1年間の傾向を読みます。
毎年の誕生日前後に起こります。そのタイミングでどこにいたかによって図が変わるため、「誕生日をどこで迎えるか」を重視する読み方もあります。
質問が生じた瞬間のチャートで、その質問への答えを読む技法。
出生データを使わない点が他の技法と大きく異なります。「なくしたものはどこか」のような具体的な問いに用いられてきました。
広告